カブス鈴木誠也外野手(27)が、7日に本拠地を訪問した侍ジャパンの栗山英樹監督(61)と来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、試合前に語った。

栗山監督は鈴木の元を訪れた際に「スピードもあるし長距離も打てる。あれだけ安定した右打者は日本ハム監督時代では記憶にない」と称賛し「今は状態がいいとは言えないが、良くない時も何とかしてくれる」と信頼を口にしていた。

鈴木はその栗山監督の言葉について「そう言ってもらえるのはありがたいなと思います」とし、WBC出場に関しては「いろいろ状況とかは分かっているけど、という形で、それでもまあ、『こちら側としては来てもらいたい』、とは言ってもらったんで、すごくざっくりですけど。すごくありがたかったです、ちょっと、しっかり考えないといけないな、というふうには感じました」と話した。

昨年の東京五輪では代表の4番に座り、17年WBC、19年プレミア12と代表を務めてきた。WBCへの思いを問われると「WBCにかかわらずですけど、代表に入るってことは特別なことですし、その中でも選ばれた選手しか入れない場所。(広島時代は)そこを目標にずっとやっていたというのもありますし、すごく大切な大会だとは思っています」と話した。