レッズのスター選手、ジョーイ・ボット内野手(38)が「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」への自身の思いを語った。11日(日本時間12日)、MLB公式サイトが伝えた。

「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」は、1989年公開の野球映画の舞台に建設された特別球場で行われる年に1度の公式戦。試合では映画の名シーンを再現するような演出が盛り込まれている。初開催された昨年はホワイトソックスとヤンキースが対戦し、今季はレッズとカブスのカードで行われる。

ボットは同映画について「子どものとき、家にビデオがあったんだ。20本くらいあって、ほとんどはディズニー映画だったけど『フィールド・オブ・ドリームス』は家族でよく見た映画の1つ。親子のキャッチボールを中心にストーリーが描かれていて、僕の思い出と重なるよ」と回想。ボットの父ジョセフは2008年に亡くなっており「父がいなくなった今となっては、より多くの意味を持つよ。(野球は)今の自分の仕事になっている。父とはキャッチボールをしていて、それが僕の野球人生の始まりだった」と話した。

ボットは前日にも自身のツイッターで「僕はこの映画で育った。父とのキャッチボールは絆を強くしてくれた。野球を始めるキッカケを与えてくれた神秘的なグラウンドでプレーできるのは、本当に自分にとって意義深いこと」などとつぶやいていた。試合では「4番一塁」で出場している。