カージナルスの若手有望株チャンドラー・レドモンド内野手が、現地10日の2Aの試合で「サイクルホームラン」の快挙を達成した。MLB公式サイトが報じている。

レドモンドはダイヤモンドバックス傘下の2Aチームとの試合で、5回に2ラン、6回には満塁ホームラン、7回にはソロアーチ、そして8回に3ランと4イニング連続ホームランをすべて異なる投手から打った。

近代野球でのサイクルホームランは、1998年7月にカージナルス傘下の2Aでタイロン・ホーンが記録して以来で史上2度目の快挙。MLBではいまだに一度も達成されていない。

2019年のドラフト32巡指名でプロ入りして歴史に名を刻んだレドモンドは「満塁ホームランの後にちらっとサイクルが頭をよぎったけれど、すぐにそれは打ち消した。プロでマルチホームランは2回目だし、もういいじゃないかってね。でもソロアーチ後には『ああ、できる』と思い、最後の打席で走者が2人いるのを見たら『すべてが整った。やれるぞ』と感じたんだ。とにかく落ち着いて、チャンスボールは絶対逃さないぞってね」と偉業を振り返っていた。