MLBは12日(日本時間13日)、パドレスのスター選手、フェルナンド・タティス内野手(23)が、薬物規定に違反したとして80試合の出場停止処分を科したと発表した。タティスはステロイドの一種、クロステボルに陽性反応を示したという。

MLBの発表を受けパドレスは「タティスがMLBの薬物規定に違反している物質に陽性反応を示し、無給の80試合出場停止処分を受け、驚きとともに大変失望している。我々は更生プログラムを全力で支援し、タティスがこの経験から学ぶことを願っている」との声明を出した。

ドミニカ共和国出身のタティスは19年にデビューし、22本塁打を放って新人王3位にランクイン。20年オフには14年総額3億4000万ドル(約459億円)の超大型契約を結び、昨季はリーグ最多42本塁打を放ってオールスターに初選出。MVP投票では3位に入った。

今季は3月に左手首の手術を受け、今月6日にマイナーでのリハビリ出場を開始したばかりだった。人気と実力を兼ね備えたメジャーを代表するスタープレーヤーだっただけに、米メディアに激震が走っている。