レイズのドルー・ラスムセン投手(27)が、メジャー10年ぶりの完全試合をあと3人で逃した。

ラスムセンは本拠地でのオリオールズ戦に先発。96マイル(約154キロ)前後のフォーシームを主体にアウトを重ね、8回まで完全投球。球数はここまでわずか79球で、チームは4点をリードしていた。完全試合達成の期待が高まる中で9回のマウンドへ上がったが、先頭の7番マテオに初球のカットボールをはじき返され、三塁線を破られて二塁打を許した。

この日初のランナーを背負い、1死後に暴投で1点を失ったところで降板。スタンドからはスタンディングオベーションが送られた。この日は8回1/3で1安打1失点、無四球7三振。今季7勝目(4敗)を挙げ、防御率2.80となった。

完全試合はこれまで24度記録されており、2012年8月15日のレイズ戦で達成したマリナーズのフェリックス・ヘルナンデスが最後。レイズではこれまで記録されていない。MLB公式サイトによれば、9回に完全試合を逃したのはここ10年でラスムセンが9度目。2013年4月2日のアストロズ戦では、当時レンジャーズのダルビッシュがあと1人で完全試合を逃している。