今季限りで引退するカージナルスのレジェンド、アルバート・プホルス内野手(42)が、ブルワーズ戦で2本塁打を放って勝利に貢献した。今季10本塁打、メジャー通算では689本塁打となり、歴代4位のアレックス・ロドリゲスの696本まであと7本に迫った。メジャー史上4人目の700号到達には、残り48試合で11本必要となる。

プホルスは「5番DH」で出場し、2点を追う2回の第1打席で9号ソロ、1点リードの8回の第4打席で10号3ランを放った。マルチ本塁打は通算63度目で、ウィリー・メイズに並び歴代5位タイ。カージナルスの本拠地ブッシュスタジアムでは2011年6月4日のカブス戦以来、11年ぶりとなった。今季成績は66試合で打率.249、10本塁打、30打点。通算21度目のシーズン2桁本塁打は歴代3位となった。

プホルスは試合後のインタビューで「とても楽しいよ。ここに戻ってくることができてうれしい。毎日プレーできていることに感謝している。最高のファンの前で、そして全てが始まったこの球団でキャリアを終えることができるのは本当に恵まれていること」などと話した。8回2失点で今季9勝目を挙げた元巨人のマイコラスは「これが殿堂入り打者のやり方。何事に対しても当たり前だと思わず、最後のシーズンでもうまくなろうと努力し続けている。惰性で殿堂入りするつもりはない」とたたえた。