エンゼルス大谷翔平投手(27)が今季11勝目をかけて登板するマリナーズ戦へ弾みをつけた。

14日(日本時間15日)のツインズ戦に「2番DH」で出場し、2打数1安打1打点でチームの2連勝に貢献した。1点リードの7回1死一、二塁から左前に技ありの適時打。3番手の右腕フルマーの外角スライダーを流し打って貴重な追加点を奪った。四球を選んだ3回は、続くレンヒーフォの二塁打で一塁から一気に長駆生還。節目のメジャー通算300得点目を持ち味の足で刻んだ。

プレーオフ進出を目指しているツ軍を相手に2勝1敗。2カード連続の勝ち越しは、4カード連続の勝ち越しを決めた5月13~15日のアスレチックス戦以来、3カ月ぶりとなった。

15日(同16日)からはア・リーグ西地区2位のマリナーズとの3連戦。初戦に先発する大谷は、前日の試合前に34球のブルペン投球で準備を整えた。前回10日の敵地登板でベーブ・ルース以来104年ぶりに2桁勝利&2桁本塁打を達成。勢いをつけて本拠マウンドに凱旋(がいせん)する。(アナハイム=斎藤庸裕)