エンゼルス大谷翔平投手(28)の今季11勝目はおあずけとなった。「2番投手兼DH」で出場。6回97球を投げ、毎回の8三振を奪い7安打2失点と好投も、同点のままマウンドを降り、勝敗はつかなかった。打者では二ゴロ、見逃し三振、左飛、捕安で4打数1安打。

初回2死からウインカーに先制ソロを浴び、同点に追いついて迎えた3回には、2死一、二塁でクロフォードに勝ち越し中前適時打を浴びた。それでも追加点は許さず、チームは4回に再び追いついた。この日は、これまでほとんど投げたことがなかったツーシームを投じた。5イニング以上を投げたことで、この時点(116試合消化)での規定投球回にも到達した。

大谷は9日(日本時間10日)の敵地アスレチックス戦で今季10勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる2桁勝利&2桁本塁打を達成。この日は、本拠地での凱旋(がいせん)登板だった。