マリナーズは、監督もびっくりする、不思議な勝ち星を挙げた。2-2と同点の9回、2安打で4点が転がり込んだ。スコット・サービス監督は「解き明かすことがたくさんある。試合は、良い2人の先発投手で正常に始まったのに、クレイジーな終わり方になった」と話した。

エンゼルスの拙守で「クレイジーな終わり方」になった。9回表、マ軍は8番ハガティが左前打で出塁。次打者の1球目が、ワンバウンドになり、捕手のスタッシがわずかにはじいた。一塁走者は二塁に向かっていなかったが、二塁へ悪送球。悪送球を確認してから、一塁走者のハガティは二塁へ進んだ。続く2球目、ハガティは三塁へ盗塁。1死三塁とした。9番の代打サンタナは四球で1死一、三塁となった。

1番J・ロドリスゲスは二塁ゴロに倒れた。二塁レンヒーフォは本塁に送球。三塁走者を挟もうと、捕手スタッシが三塁へ向かって走りだした。三塁手に送球したが、本塁のベースカバーに一塁のウォルシュが間に合わず、投手のループも転倒しかけてカバーに入れず。三塁走者が、がら空きの本塁に生還した。勝ち越し点が入った。

1死一、三塁となり、2番フランスは遊撃ゴロを打った。本塁に突入した三塁走者を刺すため、遊撃から本塁に送球されたが、捕手スタッシがタッチにいったところ、ボールがポロリと飛び出てセーフ。さらに1点が入った。

1死二、三塁から3番ウインカーは三塁ゴロを打ったが、三塁手ロハスが足をすべらせ、一塁に送球せざるを得なくなった。これで3点目。4番ハニガー敬遠の後、5番クロフォードに左前適時打が出て、この回4点目が入った。

【写真たっぷりライブ詳細】大谷翔平「2番投手」11勝目おあずけも6回2失点力投 偉業達成後、本拠地に凱旋登板>>