ドジャースのコディ・ベリンジャー外野手が、ナ・リーグMVPに輝いた2019年当時の勢いを取り戻せずに苦戦している。デーブ・ロバーツ監督は同選手を3戦連続で先発から外す可能性を示唆し「リセットさせてやりたい」と話した。

ベリンジャーは2017年に新人王を受賞し、19年に打率3割5厘、47本塁打、115打点を記録してMVPに輝いたが、新型コロナの感染拡大でレギュラーシーズンが短縮された翌20年は打率2割3分9厘、12本塁打、30打点。21年は打率1割6分5厘、10本塁打、36打点と大きく落ち込んだ。

ブルワーズとの4連戦初日となった15日の試合では4打数無安打2三振に終わり、直近19打数わずか2安打となったベリンジャー。今季はここまで打率2割6厘、16本塁打、50打点で、16日は先発から外れた。

ロバーツ監督はシリーズ残り3試合でも同選手を先発させない可能性があると話し、「とにかくリセットさせてやりたい。ひどく疲弊している」とコメント。「この世界であれほど急激に伸びた選手はそうそういない。この2年半は逆境に耐えることになったが、それは簡単なことではない。彼にはみんながサポートしているということを知っておいてほしい」と理解を示した。(AP)