パドレスのダルビッシュ有投手(36)が今季23度目の先発マウンドに上がり、8回1/3を5安打無四球で3失点。96球を投げて6三振を奪うも、1-1のまま9回1死一、二塁で降板。今季11勝目(6敗)を逃すとともに、2番手ヘイダーが押し出し四球と犠飛で2点を勝ち越された。

ダルビッシュは1回から3回2死まで8人連続で打ち取る快調な立ち上がり。だが、9番バルガスに1ボールからのカットボールを捉えられ、右翼席への先制ソロを許した。以降は6回に中前打、8回2死から遊撃への内野安打を許しただけで、内野ゴロ中心に打たせて取る投球を続けた。

9回は先頭打者への右前打など単打2本を許し、2番手にマウンドを譲った。味方打線は4回に3番マチャドが同点の22号ソロを放ったが、登板中に援護はこの1点のみ。2019年9月22日カージナルス戦以来、3年ぶりに9回のマウンドに立つ力投だったが、3戦ぶりの勝利投手にはつながらなかった。