エンゼルス大谷翔平投手(28)と、レジェンド右腕の息子との対決が実現した。

9点差の展開で8回、タイガースはコディ・クレメンス内野手(26)を4番手で起用。1死一塁から大谷は同内野手と対戦し、55マイル(約88キロ)のスローボールに苦戦した。遅すぎて引っ張った打球でファウルが続き、追い込まれると、最後は68・4マイル(約110キロ)のボールに見逃し三振を喫した。

これには大谷もベンチで苦笑い。メジャー5度目の登板で初三振をマークしたクレメンスは通算354勝、7度のサイ・ヤング賞を獲得したロジャー・クレメンス氏の息子。大谷から三振を奪い、ガッツポーズを見せた。

試合後、クレメンスは「2ストライクになって、『オーマイガー。これは(三振)はあるかもしれないぞ』と。そしたら、ラッキーなことに三振がとれた。野手として、初めての三振。僕からの三振で、驚いたんじゃないかな」と笑った。ロッカーに保存していた記念のボールについては「選手の何人かは、『これを(大谷に)持って行って、サインをしてもらったら』とジョークを飛ばしていたよ。分からないけど、そうなれば、最高だね」と、うれしそうだった。

この日、大谷は5打数3安打3打点。31号2ランと32号ソロの1試合2発をマークし、チームの大勝に貢献した。

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