投打ダブルでの「規定到達」へ備える。エンゼルス大谷翔平投手(28)が、22日(日本時間23日)のレンジャーズ戦のスタメンを外れることになった。ネビン監督代行は21日(同22日)の同戦後、次戦はDHで主砲トラウトを起用する方針を明かし「それがベストの巡り合わせだと思う」と話した。

大谷は23日(同24日)の敵地ツインズ戦に登板することが決定。今季は残り3試合の登板が予定されており、シーズン規定投球回数(162)まで「14」、200奪三振までも「4」に迫っている。ヤンキース・ジャッジと高いレベルでMVP争いを繰り広げており、少しでもコンディションを整えて登板に臨む。

この日は4打数2安打と2試合ぶり37回目のマルチ安打、7試合連続安打をマーク。だがチームは失策も絡み、3回までに逆転を許すと、極め付きは8回1死満塁のピンチ。左前打を捕球したアデルが中継地点に返せず、捕球しようとした捕手タイスがトンネル。あげくは、バックアップした投手ワイスが一塁へ悪送球。満塁から単打で3点を失った。

攻撃でも4回、基本的な状況判断を誤ったウォードの走塁ミスで併殺。プレーオフ進出の可能性が断たれ、緊張感の希薄さは否定のしようがなかった。(アーリントン=四竈衛)