ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が今季ア・リーグMVPの最有力に見られる中、アストロズのジャスティン・バーランダー投手の弟で、“大谷翔平大好き“を公言しているベン・バーランダー氏は米FOXスポーツの記事で、「ショウヘイ・オオタニの方がふさわしい」と主張した。

昨季MVPの大谷翔平選手(エンゼルス)は、今季は投手として13勝(8敗)、防御率2・43、196奪三振、打者として打率2割7分1厘、34本塁打、89打点と、“二刀流“でこれまでに誰も成し遂げたことのない歴史を作り続けている。一方のジャッジは、いずれもリーグトップの打率3割1分6厘、128打点、ロジャー・マリスのア・リーグの1シーズン最多記録に並ぶまであと「1」の60本塁打と3冠王の可能性が高まっている。

バーランダー氏は、「オオタニが打撃面でジャッジと同等の良いシーズンを送っているかと問われれば、ノーだが、それはそもそも議題になっていない」とコメント。「ジャッジは間違いなくMVPにふさわしいシーズンを送っているし、まず間違いなくア・リーグの本塁打記録も更新するだろう。2012年のミゲル・カブレラ以来となる3冠王も目前で、首位ヤンキースでプレーしながら、その全てをやってのけている」とジャッジを認めつつも、「オオタニはマックス・フリードとオースティン・ライリーが1つになったようなもの。エリートレベルで投手も打者もできる選手がいる限り、その選手を上回るのは難しい。オオタニがやっていることは、珍しいというレベルを超えている。前例のないことをしている。だから、最も価値の高い選手(MVP)はショウヘイ・オオタニだと思う」と大谷を推した。