今週末に予定されているナ・リーグ東地区の首位攻防戦が、大型ハリケーン「イアン」の影響で実施が危ぶまれている。

同地区は28日時点でブレーブスとメッツが97勝58敗で首位に並ぶ大接戦。ブレーブスの本拠地ジョージア州アトランタのトゥルイストパークで行われる最後の3連戦が優勝の行方を大きく左右するとみられている。

しかし「イアン」は28日、生命にかかわる暴風雨を伴ってフロリダ州へ上陸。その北に隣接するジョージア州の北部に位置するアトランタも3連戦が始まる30日から10月1日にかけて大雨の予報が出ている。

MLB公式サイトによると、現時点では30日の試合をナイトゲームからデーゲームに前倒しする案や、2日をダブルヘッダーとする案、レギュラーシーズン最終戦の翌日に当たる10月6日に延期したうえで順位決定に必要なら実施する案などが検討されているという。なお関係者は中立地へ場所を移しての開催は考えていないとしている。

ただし10月6日開催案の場合は、翌7日から始まるワイルドカードシリーズへ向けてメッツかブレーブスの先発ローテーションへの影響は避けられない問題が生じる。