シーズン終了後にカブスと契約解除見込みとなっているジェイソン・ヘイワード外野手(33)が29日、他球団に移ることになってもプレーを続行したいとの意思を示した。

2010年にブレーブスでデビューしたヘイワードは、今季がメジャー13年目。通算打率2割5分7厘、159本塁打、641打点をマークし、球宴1度、右翼手としてゴールドグラブ賞に5度選出された。ここ2年は打撃が振るわず、今季はケガが続き、現在は右膝の炎症のため負傷者リスト入りしている。

こうしたなか、8月上旬にジェド・ホイヤー編成本部長が今季終了後にヘイワードとの契約を解除することを決めたと発表。両者は16年から8年契約を結んでいるが、来季2200万ドル(約31億9000万円)の契約を残してたもとを分かつこととなった。

だが、ヘイワードはホイヤー編成本部長がごまかしたり曖昧にしたりすることなく話をしてくれたとし、「事実を語ってくれてありがたいと思っている」と述べた。また、他球団に行くことになってもシカゴの自宅はそのままにするとコメント。その一方で「自分がどんな役割を求められているのか、現実を見なくては。マイナーに行くことになるかもしれないし、勝つためにうちに来てほしいというチームもあるかもしれない」と、マイナー契約も視野に入れながら現役続行への意思を示した。(AP)