28日の試合でア・リーグのシーズン最多本塁打に並ぶ61号を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、歴史的快挙の裏にプレッシャーもあったことを明かした。球団ニュースレターの内容をMLB公式サイトが転載した。

60号からしばらく足踏みの続いたジャッジだが、28日のブルージェイズ戦でついに今季61号アーチ。3-3で迎えた7回無死一塁にフルカウントから8球目の152キロの甘く入ったツーシームを振り抜き、2ランを記録。1961年に記録を残したロジャー・マリス氏(ヤンキース)の数字に並んだ。

ジャッジは「ヤンキースタジアムでは、4万5000人が総立ちになって応援してくれ、1球1球にくぎ付けになっている。それがプレッシャーになることもある。だから、当時の(マリス氏の)気持ちがよく分かるよ」とコメント。重圧の中でマリス氏が達成した記録は素晴らしいとたたえた。

ジャッジはさらに「それでも、ダグアウトでチームメートが集中して準備を整えている様子を見ているからね。自分はチームメートのためにやってやろうと思っている。毎試合ベンチに入り、仲間のために頑張ろうとしている」と話した。

チームメートのゲリット・コール投手は「僕らはみな、彼のことを誇りに思っている。どれだけハードに取り組んでいるか知っているからね。彼はいつもと同じように目立つのを避けているけど、称賛に値するよ。みんなからハグの祝福を受けて当然だ」と、自分のことのように喜んでいた。