エンゼルス大谷翔平投手(28)がアスレチックス戦に先発し、8回2死までノーヒットに抑える快投で15勝目(8敗)を挙げた。8回2安打、1四球10奪三振で今季10度目の2桁奪三振をマーク。防御率は2.35で、リーグ4位となった。

また、今季の投球回は161回となり、メジャー史上初(ワールドシリーズが始まった1903年以降)の投打ダブル規定まで残り1イニングとなった。次回は最終戦の5日(日本時間6日午前5時試合開始)のアスレチックス戦に登板する予定だ。

大谷は「3番投手兼DH」で先発出場。先頭ケンプにフルカウントから四球を出したものの、次のマシンを見逃し三振、3人目のマーフィーを三ゴロ併殺打に仕留めた。2回以降はスライダーを軸にアスレチックス打線を圧倒。投球分析で有名な「ピッチングニンジャ」は全奪三振の動画をツイッターに投稿し、2回にカペルから奪ったカットボールでの空振り三振を「えげつない3球三振」と紹介した。

この日の球数は107球。スライダーは52球(48%)で約半数を占めた。

打席では初回に中前適時打、7回に内野安打を放って4打数2安打1打点とし、14試合連続安打で自己最長を更新。今季打率2割7分5厘、34本塁打、94打点、OPS.887とした。

【動画】大谷翔平、2回にカペルから奪ったカットボールでの「えげつない3球三振」>>

◆ピッチングニンジャ Youtubeやツイッターで有名な投球分析家ロブ・フリードマン氏のハンドルネーム。ツイッターアカウントはフォロワー数37万人超え。本職は弁護士だったがMLB公式サイトや専門局ESPNなどでも投球分析を行っており、野球界で最も優れたSNSアカウントとも呼ばれる。ダルビッシュ投手ら選手ともたびたび対談しており、対談動画も公開。彼の動画がきっかけでMLB球団と契約した選手もいる。