産休制度の「父親リスト」入りし、戦列を離れていたカブス鈴木誠也外野手(27)が29日(日本時間30日)、本拠地フィリーズ戦に「2番右翼」でスタメンに復帰。3打数2安打1四球とマルチ安打の活躍で、チームの勝利に貢献した。1回の第1打席に「パパ初安打」となる右前打。5回の第3打席は相手中堅手が打球を見失う幸運な三塁打となった。いずれも後続の適時打を呼び、チームの全得点となるホームを踏んだ。

鈴木にとっては、16日以来の試合でスタメンは14日以来。試合前には、時差ボケで「まだ(普通に)寝られない」と話していたが、上々の復帰戦となった。ロス監督も「(守備の際に)右翼で寝るんじゃないぞと伝えたが、絶好のスタートを切ってくれた」と、元気な姿に安心していた。