ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)がレンジャーズ戦で4打数1安打の単打1本に終わり、ア・リーグ新記録の62号へ4試合連続で足踏みした。

「1番右翼」で出場し、1回の第1打席は三ゴロ、3回の第2打席は二ゴロ併殺打。6回の第3打席は三塁へボテボテのゴロを打ち内野安打となったが、8回の第4打席は空振り三振だった。

9月28日の敵地でのブルージェイズ戦で今季61号本塁打を放ち、1961年にロジャー・マリスが記録したア・リーグの最多本塁打記録に並んだ。記録更新が期待される中、その後は勝負を避けられることが多く、直近3試合は計5四球。この日は歩かされなかったが、不発に終わった。

打率も3割1分1厘となり、首位打者争いでは3割1分5厘を打つツインズのアラエス内野手に4厘差。本塁打記録更新と3冠王をかけ、残り3試合で厳しい戦いが続く。

チームは先発右腕セベリーノが7回までノーヒットノーランの快投。打線は2番スタントンの30号ソロなどで3点を奪い、接戦を制して今季98勝とした。

スタントンは「ジャッジは残り3試合で62号を打つよ。質の高い打席が続いていて、ボール球を振っていない。1発は出る」と話した。