エンゼルスのマイク・トラウト外野手が4日、チームメートの大谷翔平選手が先日1年契約にサインしたことは「ペリー・ミナシアンGMへの信頼の表れ」だとコメント。球団はプレーオフから遠ざかっている状況を変えようと努力しており、大谷もそれを信じているのだろうとの見解を示した。

エンゼルスは4日試合前の時点で73勝87敗、ア・リーグ西地区3位。8シーズン連続でプレーオフ進出を逃した上、球団売却の話も出たことから、二刀流で活躍する大谷の去就が注目を浴びていた。だが、その大谷は1日に年俸調停を避け、来季3000万ドル(約43億5000万円)の1年契約で球団と合意。日本人選手としても、調停権を持つ選手の契約としても史上最高額であるほか、レギュラーシーズン終了直前に年俸調停を回避し大型契約の合意に至るのも異例ということで、大きな話題となった。

トラウトはケガに苦しんだ今季の状況について「悔しかったし、僕らが目指していた順位ではない」とコメント。一方で「状況を変えようとチームに声がけをしている。みんな、できる限りのことをしている」とも述べ、復活に向けた球団側の努力を信じている様子を見せた。そんなトラウトの気持ちを後押ししたのは、大谷の契約だったようだ。

トラウトは「彼(大谷)が数日前に1年契約を結んだけど、彼はペリーが全力を尽くしていることを知っているはず。サインしたということは、ペリーへの信頼の表れ。彼が大きなアクションを起こすことを(大谷は)信じているんだと思う」と語っている。(AP)