先日、ナ・リーグから9月の月間最優秀投手賞に選出されたパドレスのダルビッシュ有投手(36)について、チームメートらから称賛の声が相次いでいる。MLB公式サイトが同投手の「研究熱心」な姿勢などを特集した。

同サイトは「“大胆不敵”なダルビッシュ、どんな球も再現可能」と題した特集の中で、昨季の同投手はケガに悩まされることもあったが、今季は安定感を披露しており、それがパドレスのプレーオフ進出に一役買ったとコメント。防御率3・10、データサイト「ファングラフス」版のWAR(勝利貢献度を表す指標)は4・2と先発投手で屈指の高数字をたたき出していることなどを紹介した。

MLB公式サイトは、そんなダルビッシュがほかの選手と一線を画すのは、他投手やチームメートをよく研究している点だとし、しかもそれを「子どもが宿題を楽しんでやっているように見える。ダルビッシュ以上に研究を楽しんでいる選手はいない」とたたえた。

それを裏付けるのがチームメートのジョー・マスグローブ投手。ダルビッシュがハードワークをしていないというわけでは決してないとしつつ「必死になってる感じじゃないんだ。とにかく好きでたまらないという感じ。誰よりも映像を見て研究している」と証言した。

また、ニック・マルティネス投手も、11球種を投げるダルビッシュについて「球種を操ることにかけては球界で一番」とコメント。「いきなりやってのける。とにかく他選手をよく見ているし、変化球について話している内容にもよく耳を傾けている。メトリクスもチェックしている。そして、やってのけるんだ」と話している。