エンゼルスのミナシアンGMが、大谷翔平投手(28)の二刀流でのWBC出場を容認する姿勢を示した。6日(日本時間7日)、今シーズンの総括を行い、来春に開催されるWBCについても言及。出場意欲を示している大谷の起用法について「彼がやりたいと言うなら私は何も問題はない。ライトでも、センターでも、クローザーでも、彼がやりたいことはなんでもやっていい。彼自身が、その権利を得た」と話した。

WBCはシーズン開幕前の3月に開催され、約1カ月、投打で調整を早める必要がある。だが、同GMは「今まで見た中で最もしっかり準備する選手で、大きな変化はないと思う」と信頼を寄せた。昨年に続き、今季もシーズン162試合を二刀流で完走。「私はショウヘイが大好きだ。彼のやってきたこと全てが、素晴らしい」とたたえた。

1日には大谷と3000万ドル(約43億5000万円)の1年契約で合意。球団の身売りで新オーナーが決まらない状態だが、同GMは「契約が決まって非常にうれしい。お互いにとって、公平な契約だ。彼にふさわしい」と語った。(アナハイム=斎藤庸裕)

【関連記事】MLBニュース一覧>>