米大リーグの最優秀監督賞が15日(日本時間16日)に発表され、ア・リーグはガーディアンズのテリー・フランコナ監督(63)、ナ・リーグはメッツのショーウォルター監督(66)が選ばれた。

フランコナ監督は13、16年に続く3度目の受賞となる。同一球団を率いての3度目の受賞は、コックス監督(ブレーブス)とベーカー監督(ジャイアンツ)と並んで最多となる。今季はリーグで最も若いチームを率いて、ア・リーグ中地区で4年ぶりの優勝へ導いた。「この賞は組織に対する賞だと考えるべきだ。若い選手もチームを最優先しプレーしてくれた」と話した。今季は17選手がメジャーデビューを果たしていた。来季も指揮を執る予定だが、健康問題があり、必要な場合には退陣することも可能なオープン契約を結んでいる。

ショーウォルター監督は、94年にヤンキース、04年にレンジャーズ、14年にオリオールズで受賞しており、8年ぶり4度目となった。4度の受賞は、ラルーサ監督(3球団)コックス監督(2球団)と並んで最多となった。今季は大補強を果たしたメッツを率いて、優勝こそ逃したが、ナ・リーグ東地区でブレーブスと並んで最多タイとなる101勝を挙げた。

「私たちの組織、コーチングスタッフ、オーナー、フロントオフィス、スカウト、選手育成にとって、なんと素晴らしい瞬間だろう。私たちの組織が認められたことは、みんなにとって大きな意味がある。とても光栄に思っています」と喜んだ。

ア・リーグの得点2位はハイド監督(オリオールズ)で、3位はサービス監督(マリナーズ)、4位がワールドシリーズを制したベーカー監督(アストロズ)だった。

ナ・リーグの得点2位はリーグ最多勝利を挙げたロバーツ監督(ドジャース)で、1位票8は、ショーウォルター監督と同数だった。3位はスニトカー監督(ブレーブス)、4位はマーモル監督(カージナルス)だった。