ヤンキースはフリーエージェント(FA)となったアーロン・ジャッジ外野手との再契約を最優先としているものの、ソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手など、注目FAともコンタクトを取っているようだ。ヤンキースの地元紙ニューヨーク・ポストが伝えている。

ジャッジはジャイアンツと2日間にわたって接触があり、今後もドジャースなど他球団との交渉が行われる見込みだと報じられている。だが、同紙によれば、ヤンキースはジャッジとの再契約についてかなり楽観視しているという。そして、ジャッジ残留を主眼にしてはいるものの、同時にFA市場の先発投手、遊撃手、外野手を複数チェックしている状態とのこと。

あまり報道されていないことだが、と前置きしつつ、同紙はヤンキースが信頼できる先発ローテーションの構築も検討しているとコメント。アストロズからFAとなった今季サイ・ヤング賞のジャスティン・バーランダー投手、千賀、さらにジャイアンツからFAとなったカルロス・ロドン投手とすでに接触していると伝えた。

ヤンキースは外野手探しにも積極的に乗り出しており、アンドリュー・ベニンテンディとの再契約を検討しているほか、オリックスからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す吉田正尚など、複数の選手とコンタクトを取り続けている模様。同紙は「ベニンテンディは他球団でのプレーを望むかもしれないが、同選手と吉田は率を残せる打者を求めるヤンキースのニーズに合致している」とつづっている。