ブルージェイズのロイ・アトキンスGMは、移籍1年目で先発ローテから外された菊池雄星投手(31)について、来季の先発復帰は確約されていないと明かした。2日(日本時間3日)、地元紙トロント・サン電子版が報じた。

同GMは今オフのFA獲得の方針について「先発投手は確実に補強するエリア」と明言し「外部から獲得すると同時に、チーム内の選手からの突き上げも必要」とコメント。開幕投手を務めるも防御率5点台だったベリオスに関しては「ほとんど心配していない」と語ったが、菊池については「シーズン半ばに苦しんでいた時期と(オフの現在と)は確かに変わっている。しかし、彼のローテ入りを確定させる前に、我々はもっと彼のことを学び、様子を見ていきたい」と、ローテ入りに慎重な姿勢を示した。

菊池は昨オフにマリナーズからFAとなり、ブルージェイズと3年総額3600万ドル(約50億4000万円)で契約。5月4日のヤンキース戦で初勝利、同16日の古巣マリナーズ戦では6回無失点の好投で2勝目を挙げたが、その後は低迷し8月15日のオリオールズ戦での先発登板を最後にブルペンに回った。今季32試合(先発20)で6勝7敗、防御率5.19でシーズンを終えた。