カブスが今オフの獲得候補最優先に、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となったザンダー・ボガーツ遊撃手を挙げているようだ。USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者が伝えている。

今オフにFAとなった遊撃手では、ボガーツのほか、カルロス・コレア、トレイ・ターナー、ダンスビー・スワンソンの4人の動向が注目されている。だが、ナイチンゲール記者は「ターナーとコレアよりも安価で手に入る遊撃手として、ボガーツ以上に広く関心を集めている選手はいない」とコメント。レッドソックスは再契約を望んでいるが、ボガーツを納得させるだけのオファー提示には至っていないとし、同選手には現在9球団が「強い関心を示している」とレポートした。

同記者は、なかでも獲得の最優先候補にボガーツを挙げているのがカブスだとコメント。優勝争いのできるチーム作りを目指し、金に糸目をつけないと明言しているという背景も伝えた。ただし、同球団はボガーツに注目する一方で、コレアとの契約の可能性も探っているようだ。

MLBは4日から7日まで、カリフォルニア州サンディエゴでウインターミーティングを開催しており、FAやトレード市場の交渉も活発化するため、開催中にブロックバスターの契約やトレードが成立する可能性もある。ナイチンゲール記者は、フィリーズがこの間にスター遊撃手を1人連れ帰ることを望んでおり、ボガーツ、コレア、ターナー、スワンソン全員の代理人と会う予定だと伝えている。