ツインズのバルデリ監督は5日(日本時間6日)、トミー・ジョン手術から復帰を目指す前田健太投手(34)の復帰について「来季の開幕第1週目に復帰登板をすると見込んでいる」と話した。

ウインターミーティングの会見で前田の現状について問われ「とても順調だ。今オフをフルに、来春のキャンプの準備に使うことができる。来季開幕の第1週に復帰初先発ができると見込んでいる」と明言。「今季終盤に復帰登板するチャンスがかなりあったが、球団として先送りすることを決めた。肉体的にはもう復帰の準備はできていた」と明かした。

前田はコロナ禍で短縮シーズンとなった2020年に11試合で6勝1敗、防御率2・70と好成績を残しア・リーグのサイ・ヤング賞争いでは得票2位に入った。だが昨季は右肘を痛め、9月1日にトミー・ジョン手術。今季は球団の施設があるフロリダ州で復帰に向けリハビリを続けていた。

同監督は「彼は、フロリダでのリハビリを実に楽しんでいたよ。若い選手と一緒にトレーニングに励み、彼らを励まし、逆に彼も若い選手からエネルギーをもらっていた。30代だが、彼の肉体は若々しいよ」と話した。