先ごろ、レンジャーズと5年総額1億8500万ドル(約259億円)の大型契約を結んだジェイコブ・デグロム投手(34)が、同球団加入の背景に「描いているビジョンが同じだった」ことなどを明かした。

デグロムは2018年に最優秀防御率、19、20年に最多奪三振を記録し、18、19年に2年連続でサイ・ヤング賞を受賞。昨季は右肘の故障などで15登板にとどまると、今季は8月に復帰し11試合の登板で5勝4敗、防御率3・08という数字だった。ポストシーズンでは1試合に登板し、オフにメッツからフリーエージェントとなった。

8日にお披露目会見に臨んだデグロムは、「レンジャーズはコンスタントに連絡をくれ、本当に自分を欲しがってくれているんだと思わせてくれるなど、素晴らしい対応を見せてくれた」とコメント。「何か偉大なものを築き上げること、毎年のように優勝することなど、描いているビジョンが同じだった」と加入を決めた背景を語った。

デグロムの横に座っていたブルース・ボウチー監督は「ものすごく興奮している。ローテーションを率いるのにこれ以上の選手はいない。こうしてローテーションの補強もできたし、勝てないとは言わせない。今のわれわれは数週間前よりはるかに良いチームになっている」とデグロムの加入を手放しで喜んだ。(AP)