マリナーズは11日(日本時間12日)、チームで15年間活躍したフェリックス・ヘルナンデス氏(36)が球団殿堂入りすると発表した。昨年8月に球団殿堂入りしたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)に続き、マリナーズでは11人目の殿堂入りとなる。

現役時代に「キング」の愛称で親しまれたヘルナンデス氏は2005年にマリナーズでデビューし、19年までの15年間で通算169勝136敗、防御率3・42、2524奪三振をマーク。09年に19勝でア・リーグ最多勝、10年にサイ・ヤング賞、10年と14年に2度の最優秀防御率のタイトルに輝き、球宴に6度選出された。12年8月15日のレイズ戦では完全試合を達成し、球団史上最高の右腕として長くエースの座に君臨した。

球団のジョン・スタントン会長は文書で「ファンは、05年のデビューからマリナーズのユニホームでの19年最終登板まで、フェリックスに魅了されてきた」とたたえた。式典はオリオールズとの3連戦が行われる8月11日から13日まで開催される。