米野球殿堂は24日(日本時間25日)、全米野球記者協会選出の今年の野球殿堂入り選手を発表し、フィリーズやカージナルスなどで活躍した元三塁手スコット・ローレン氏(47)が選出された。殿堂入り資格取得6年目で、選出に必要な得票75%を5票上回り、76・3%で選出された。

1996年にフィリーズでデビューしたローレン氏は、メジャー17年間に通算2077安打をマークし打率2割8分1厘、316本塁打、1287打点、118盗塁。97年に新人王に輝き、球宴に7度、ゴールドグラブ賞に8度選出された。カージナルス時代の06年ワールドシリーズでは打率4割2分1厘と活躍しタイガースを下してチームの世界一に貢献した。

今年の殿堂入り選出候補は28人おり、ローレン氏が唯一の選出。得票2位は元ロッキーズの一塁手トッド・ヘルトン氏(49)で、72・2%と選出にわずかに届かなかった。

殿堂入り式典はニューヨーク州クーパーズタウンで7月22日に行われる。