キューバ野球連盟は25日、WBCの最終メンバー30人を発表し、昨季までソフトバンクでプレーしたアルフレド・デスパイネ外野手(36)らが選出された。構成は投手14人、野手16人となっている。

野手はデスパイネの他、同じく元ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手、日本ハムのアリエル・マルティネス捕手らが最終メンバーに残った。注目のメジャー組は、昨季12本塁打のルイス・ロベルト外野手と19年に25本塁打を放ったヨアン・モンカダ内野手(ともにホワイトソックス)、デビューした21年に7本塁打を放ったアンディ・イバネス内野手(レンジャーズ)らが代表入り。オールスター2度、ホームランダービー2度優勝を誇る元メッツのヨエニス・セスペデス外野手も名を連ねた。元ロッテのロエル・サントス外野手、元日本ハムのヤディル・ドレイク外野手も選ばれている。

投手では、ソフトバンクのリバン・モイネロ投手、中日のライデル・マルティネス投手、ヤリエル・ロドリゲス投手、フランク・アルバレス投手らが選出された。メジャー経験者では、カブス傘下で通算133試合登板の左腕ロエニス・エリアス、かつて中日と阪神でプレーしたオネルキ・ガルシア投手らがメンバーに入った。

一方、代表入りが期待されたホワイトソックスで20年MVPのホセ・アブレイユ内野手、昨季アストロズでワールドシリーズ制覇に貢献したDHヨルダン・アルバレスらスター選手の招集は実現せず。第1回大会から4大会連続で出場している元巨人のフレデリク・セペダ外野手もメンバーから外れた。

キューバ代表は今後ドミニカ共和国で事前合宿を行い、2月中旬に来日し中日、巨人、ソフトバンクと練習試合を実施する予定。その後1次ラウンドA組が開催される台湾に向かい、台湾、オランダ、イタリア、パナマと2次ラウンド進出をかけて争う。