アスレチックスは26日、昨季チーム最多181イニングを投げ9勝を挙げた先発左腕コール・アービン投手(28)をオリオールズにトレードで放出したと発表した。チームはさらに傘下マイナーの右腕カイル・バービツキー投手(24)を放出し、見返りとしてオリオールズの球団内プロスペクトランキング17位に格付けられているダレル・ハーナイズ内野手(21)を獲得した。

アービンは19年にフィリーズでデビューし、21年にアスレチックスに移籍。フィリーズでは先発に定着できなかったが、アスレチックスでは安定した働きを見せ、移籍1年目から32試合で10勝15敗、防御率4・24をマーク。昨季も9勝13敗、防御率3・98と負け越したが、2年連続で30先発以上を記録した。メジャー4年間の通算成績は81試合で21勝30敗、防御率4・40。

アービンが抜けたことで、アスレチックスの先発ローテは1枠が未定となった。現状では、昨季オールスターに選出されたブラックバーンとカプリーリアンの残留組2人に、阪神から移籍した藤浪晋太郎投手、そして韓国で通算53勝を挙げ5年ぶりにメジャー復帰する右腕ドルー・ルチンスキーの4人が先発ローテ入りする見込みだ。