ドジャースは4日、81年に史上初の新人王とサイ・ヤング賞をダブル受賞したフェルナンド・バレンズエラ氏(62)の背番号「34」を永久欠番にすると発表した。

球団の永久欠番はトミー・ラソーダ氏、サンディ・コーファックス氏らに続き12人目。同氏は「これほど多くのレジェンドがいるグループの一員になることができて大変光栄。また、これは選手、そして引退後も私を応援してくれたファンのためでもある。ファン、そして私のキャリアを見守ってくれたすべての人々のために私は幸せ。私の34番が欠番になったことを喜んでくれるでしょう」との声明を出した。8月11日のロッキーズ戦で記念セレモニーが行われる。

メキシコ出身のバレンズエラ氏は80年にドジャースでデビューし、翌81年に13勝7敗、防御率2・48を記録して史上唯一の新人王とサイ・ヤング賞のダブル受賞を達成。ワールドシリーズ制覇にも貢献した。86年にはリーグ最多21勝を記録。91年にエンゼルスに移籍するまでのドジャースでの11年間で通算141勝(球団6位)、1759奪三振(同5位)、107完投(同4位)をマークした。

エンゼルス移籍後はオリオールズ、フィリーズ、パドレス、カージナルスでプレー。97年が最後のメジャー出場となった。現役を退いてからはドジャースのスペイン語放送の解説を務め、WBCメキシコ代表のコーチも務めた。メジャー通算453試合で173勝153敗、防御率3・54、2074奪三振。