エンゼルスのミナシアンGMが4日(日本時間5日)、地元メディアの取材に応じ、今季終了後にFAとなる見込みの大谷翔平投手(28)との契約延長の可能性について質問に答えた。

球団のモレノ・オーナーが1月に突然、球団売却の中止を発表し、大谷の今後に及ぼす影響に注目が集まっている。同オーナーはこれまで、チーム総年俸をぜいたく税の上限を超える額まで引き上げたことはないが、史上最高の5億ドル(約650億円)超えの契約が予想されている大谷と契約を延長することになれば、その上限を超えなければならない可能性も高まる。

米スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、ミナシアンGMはそうした状況について問われ「言うまでもなく我々はショウヘイ・オオタニが大好きだ。球団組織の全員が、彼に今後も末永くチームにいてほしいと、ひたすら願っている」とコメント。モレノ・オーナーはそれが実現できるだけの金額を出すのかとの問いには「彼はオーナー就任以来、球団に投資をしてきた。チーム総年俸は以前からMLB上位10位に入る。その状況は変わらない」と話した。

ただしオーナーの身売り中止発表後に大谷との契約延長交渉が進展したか問われると「それはない」とし「だが彼とは尊重し合い、信頼し合う関係にあるし、それは変わらない。我々の関係は非常に良好だ」と話したという。