エンゼルスのモレノ・オーナーが、8日付のニューヨーク・ポスト電子版で、今季終了後にFAとなる大谷翔平投手(28)について「オオタニをキープしたい」と残留を望んでいることを明かした。

球団売却中止が発表されてから、同オーナーが発言するのは初めて。フロリダ州で開催されているオーナー会議の場で同紙のインタビューに答え「彼は唯一無二だ。人間的にも素晴らしい。世界で最も人気の高い野球選手の1人であることは明白だ。国際的スターだ。チームメートとしても素晴らしく、練習熱心で、面白いし、ファンに大変親しまれている」と称賛。大谷が二刀流として毎日試合に出場することに意欲的であることを称賛し「彼は我々の方針に合致している。我々はエンターテインメント業界だ。ファンに球場に来てもらい、素晴らしい体験をしてもらいたい」と話した。

同紙は、球界ではエンゼルスが大谷を残留させる可能性は低いという見方が有力だと指摘。だが同オーナーは「我々は他の球団と同じくらい、彼と契約するチャンスがあると思いたい」と話した。