米国がキューバに圧勝し、決勝進出を決めた。21日(日本時間22日午前8時)の決勝で大会2連覇をかけ日本-メキシコの勝者と対戦する。

攻撃陣は、前日18日の準々決勝で2点を追う8回に逆転満塁弾を放った9番のトレー・ターナー内野手(29=フィリーズ)が再び一発を放ち、チームを勢いづかせた。2-1と1点リードの2回に大会3号となるソロ本塁打、6回にはこの試合2本目となる3ラン本塁打を放った。MLB公式サイトのサラ・ラング記者によると、WBC米国代表で1大会4本塁打を放ったのは初だという。また今大会の打点は10となり、米代表では最多タイとなった。

チームは1点を先制された1回に3番のポール・ゴールドシュミット内野手(35=カージナルス)の逆転2ラン、3回には7番の指名打者ピート・アロンソ(28=メッツ)の適時打などで2点を追加し、6回まで毎回得点の猛攻を続けた。

投手陣は先発マウンドに上がった右腕アダム・ウェインライト(41=カージナルス)が初回に内野安打や四球などで1点を先制されたがその後は立て直し4回を5安打1失点、1三振1四球と好投。2番手に元巨人の右腕マイルズ・マイコラス(34=カージナルス)が登板し、4回を6安打1失点に抑えた。