米国代表としてWBCに出場し、準決勝のキューバ戦で先発したカージナルスのアダム・ウェインライト投手(41)が、鼠径(そけい)部の張りで開幕を負傷者リストで迎えると23日、MLB公式サイトなどが伝えた。日本との決勝前に行っていたウエートトレーニング中に痛めたという。

今季限りでの引退を表明しているウェインライトは、30日のブルージェイズ戦で自身7度目の開幕投手を務める予定だった。マーモル監督は、張りの度合いについて「レベル1から2の間」と説明し、復帰まで「数週間かかる」との見通しを示した。ウェインライトは「開幕戦のファンの前で投げたかったから残念。私の開幕は数週間後になる。いつになるかはお楽しみだね」と話した。

ウェインライトはWBCで1次ラウンド初戦の英国戦と準決勝のキューバ戦に先発し、2勝を挙げ決勝進出に貢献。昨シーズンは32試合で11勝12敗、防御率3・71だった。