米メディア「ジ・アスレチック」は24日、「10の大胆なMLBシーズン予想」を掲載し、WBCの侍ジャパンで活躍したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)が「大リーグでトップ25に入る打者になる」と予測した。

根拠には昨季の数値と成長を挙げた。昨季の開幕前に「(野球練習施設)ドライブラインでバットスピードを上げた。バレル率を3倍にし、最大打球速度を3・5ティック上げた」。この冬も同施設でボールを引っ張る練習を重ねたという。

データは、ヌートバーがいかに優れた打者かを示した。300打席以上で、コンタクト率とバレル率がともに上位25%に入った打者は、アルバレス(アストロズ)カーペンター(ヤンキース)ソト(パドレス)ウォード(エンゼルス)コレア(ツインズ)鈴木誠也(カブス)ら12人しかいなかった。ヌートバーはスイングストライク率(空振り)がわずか8・6%と低く、バレル率は12・10%が高かった。

昨年のヌートバーは、108試合に出場し打率2割2分8厘、14本塁打、40打点だった。ただし、290打数で51四球を選ぶなど出塁率は3割4分と高く、OPSは・788だった。