アスレチックス藤浪晋太郎投手(28)が、ブルワーズ相手のオープン戦最終登板で6回無安打2失点と好投し、デビュー戦への準備を終えた。メジャー初登板は、開幕2試合目となる4月1日(同2日)の本拠地エンゼルス戦に正式決定。「DH」で出場する予定の大谷翔平投手(28)との同学年対決が、初先発で実現する。

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アスレチックスが藤浪のためにローテーションを組むと25日、球団公式サイトが報じた。「日本で10年間6人ローテーションでの登板に慣れているため、この右腕に対応した方式を開発した」と、4月中は毎週土曜日に登板する予定とした。5月は試合がない日程が2日しかないが、藤浪の登板間隔を優先するために「スポット先発を入れたり、ロングリリーフらのブルペンデーをつくる」という厚遇を受ける。プラン通りなら、「ジャッキー・ロビンソン・デー」の同15日メッツ戦などで先発する。

コッツェー監督は「この方法でスタートする。主な理由は、フジ(藤浪)が違うやり方を経験していないからだ。たくさんの変化はあるが、今は彼のために一貫したこのルーティンを保つのだ」と説明した。藤浪のほかにミュラー、ワルディチュク、カプリリアン、ルチンスキがローテーション候補。ルチンスキが故障の場合は、シアーズ、オラーが代役とみられる。