【オークランド(米カリフォルニア州)3月31日(日本時間4月1日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(28)が、高校時代のライバルとプロ1年目以来10年ぶりの直接対決に臨む。1日(同2日)のアスレチックス戦に「3番DH」で出場する見込み。先発でデビュー戦を迎える藤浪晋太郎投手(28)とのメジャー初対決が、開幕カード2戦目でいきなり実現する。

記念の地で、かつてのライバルが顔を合わせる。舞台はオークランド・コロシアム。大谷は5年前、3月29日に「8番DH」でメジャーデビューし、初打席で初安打をマークした。偶然にも、藤浪と同じ4月1日にメジャー初登板を迎え、初勝利。しかも、同じオークランドで記念すべき節目を迎えた。さらに昨年8月9日には、元祖二刀流ベーブ・ルース以来、メジャーでは104年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の快挙を同地で達成した。大谷にとっても忘れられない試合を戦った場所で、藤浪と直接対決を迎える。

過去5年間で、日本人メジャー選手との対決は31打数6安打の打率1割9分4厘。3月30日(同31日)の今シーズン開幕戦では、「3番DH兼投手」で出場。6回2安打無失点、10奪三振をマークし、3打数1安打で投打の活躍を見せた。藤浪との対戦へ向け「久々に(打席に)立ちますし、どんな球なのか、ちょっと分からないですけど、やることは変わらないので」と冷静に話していた大谷。見逃せない攻防となる。