「3番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(28)が、13年以来10年ぶりにアスレチックス藤浪晋太郎投手(28)と対戦し、第2打席でフェンス直撃の適時打を放った。

2点先制してなお無死満塁のチャンスから、2球目の99・1マイル(約159キロ)の直球を捉えた。打球は左翼フェンスを直撃。あとひと伸びで本塁打となる強い当たりで、今季初打点をマークした。

13年の交流戦以来10年ぶり、メジャーでは初対決となった第1打席は一ゴロに倒れた。スプリットで攻められ、1ボールからの2球目は94・7マイル(約152キロ)のスプリットに空振り。3球目、引っ張った打球は一塁手の正面を突くゴロとなった。

藤浪は2回まで無安打4奪三振と完璧なスタートを見せたが、3回に突如崩れ、5安打と3四球で6点差をつけられたところで交代。2番手の右腕オラーも打ち込まれ、2回1/3を5安打8失点でKOされた。

大谷は6回1死二塁の第4打席、オラーのカットボールを捉え、中前にこの日2本目となる適時打を放ち、リードを広げた。

第4打席は二ゴロで5打数2安打。開幕戦から2試合連続安打で、チームの今季初勝利に貢献した。