エンゼルス打線が、先発でメジャーデビューしたアスレチックス藤浪晋太郎投手(28)をKOした。

2回まで無安打4三振と抑え込まれたが、3回に先頭の四球から連打で先制し、1番テイラー・ウォード外野手(29)の適時打で追加点を挙げると、大谷翔平投手(28)もフェンス直撃の適時打で続いた。

昨季、打率2割8分1厘、23本塁打、65打点でエンゼルスのトップバッターに定着したウォードは、藤浪との対戦2打席目で適時打を放ったものの、初対戦となった第1打席では空振り三振。決め球のスプリットについて「非常に良かった。消えたようだった。三振した後のリアクションを見れば分かるだろうけど、『ワォ』という感じだった。本当に良かったし、驚いた。脱帽だよ」と称賛した。

藤浪のスプリットはこの日、平均球速91・8マイル(約148キロ)、最速は94・8マイル(約152・6キロ)をマーク。ウォードは「信じられない」と驚きを隠さなかった。