カブス鈴木誠也外野手(28)がメッツ戦に「4番右翼」で出場し、4試合連続安打で5試合ぶりのマルチ安打をマークした。

1-1の同点で迎えた1回2死走者なしの第1打席で、メジャー14年目のベテラン右腕カラスコに対し外角寄りの92マイル(約151キロ)フォーシームを二遊間の深いところへ打ち返し懸命に走って内野安打とした。さらに1-10の1死走者なしの第4打席では、遊撃へのボテボテの当たりを放ち、名遊撃手リンドアがボールを握り損ない送球が遅れた間に一塁ベースを駆け抜け2つ目の内野安打を記録した。

1-4の3回2死一、二塁の第2打席は四球、1-5の6回先頭の第3打席は遊飛で、3打数2安打、1四球だった。マルチ安打は今季9度目で、打率は2割9分3厘となった。

守備では4回2死走者なしの場面で右中間に飛んだ鋭い打球を後方への懸命なランニングキャッチで見事に捕球する美技を披露し、マウンドにいた先発右腕ヘンドリクスから称賛と感謝の拍手を受けた。

チームは、右肩のケガで昨年7月から離脱しているヘンドリクスが復帰登板したが5回途中までに5失点と打たれ、3番手右腕ラッカーも崩れて大敗した。だがメッツとのこの3連戦は2勝1敗と勝ち越し、今月5~7日のマーリンズ戦以来のカード勝ち越しとなった。

【動画】鈴木誠也、内野安打で出塁 センターへ抜けそうな打球を好捕されるが一塁送球それる