5月16日の試合で粘着物質を使用したとして退場処分となり、その後、10試合の出場停止処分を受けたヤンキースのドミンゴ・ヘルマン投手が28日、処分明けからはロジンを使う量を減らすと示唆した。

29日の試合からローテーションに復帰することになったヘルマンは、「前回の行動で退場処分となったので、これからは違うことをしなくてはならない。おそらく、数年前の自分に戻さなくてはならない。もっと少ない量のロジンを使っていたころに」と通訳を介して話した。

16日の試合後、審判員はヘルマンについて「これまで触れた中で最も粘つく手だった」と述べていた。だが、同投手は「ロジンの適切な使用量について、MLBからも審判団からも、もっとわかるような説明を直接受けていない」とコメント。「自分としてはロジンを使い続ける必要がある。使用量を理解し、バランスを取らなくてはならない。同時に、自分の投球に備え、次の先発に向けてルーティンをこなして調子を維持しなくてはならない」と語った。

アーロン・ブーン監督は「ロジンの使用量について、ここまでという定義はないが、手に粘着物質をつけることはできない。彼はそれを念頭に置かなくてはならない」と話している。(AP)