リンパ球のがんの1つである悪性リンパ腫「非ホジキンリンパ腫」と闘ってきたホワイトソックスのリアム・ヘンドリックス投手(34)が、29日から始まるエンゼルスとの3連戦で復帰見込みとなった。MLB公式サイトが伝えている。

ホワイトソックスはツイッターにヘンドリックスの動画を投稿。「あなたの旅はインスピレーションを与えてくれました。これ以上ないほど誇りに思います」との言葉を添えて「お帰りなさい、リアム・ヘンドリックス!」と、守護神の復帰をたたえた。

ヘンドリックスは今年1月に病気を公表。闘病を経て4月に寛解したとSNSで明かし、その後は復帰に向けて着々と準備をしてきた。春季キャンプでは体調が良い時にブルペンで投げ、傘下3Aで6試合のリハビリ登板に臨み、最近では打者を立たせた実戦形式のセッションを3回行っている。

一日も早くマウンドに戻れるよう、懸命に努力してきたヘンドリックス。ただ、マウンドでの戦いとは比較にならないほど厳しい闘いに臨んだ同投手に対して球団側も慎重な姿勢を示しており、ペドロ・グリフォル監督は25日の段階で「彼が確実に復帰できるようにするつもりだ。しっかりと準備をさせ、われわれみんなが求め、彼自身もこうありたいと望んでいる“リアム・ヘンドリックス”の姿で戻ってこれるようにするつもりだ」と話していた。