タイガースは30日、先発左腕エドゥアルド・ロドリゲス投手を左人さし指の負傷により、15日間の負傷者リスト(IL)に登録した。過去1カ月、チームの好調さの原動力となり、今夏のトレード候補とも目されていたが、微妙な状況となった。MLB公式サイトが伝えている。

ロドリゲスは28日のホワイトソックス戦で人さし指を負傷。MRI検査や医師の診断の結果、指の先の靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)が断裂していることが判明。指を曲げる際に骨から屈筋腱が浮かないように押さえる役目をするもので、このケガがあると投球に影響が出ることがある。回復まで6週間とみられるのが普通だが、なかには昨季ほぼ全休を余儀なくされたランディ・ドブナック投手のようなケースもある。

球団側はロドリゲスを7日~10日間休養させ、その後投球プログラムに向けて患部の再評価を行う予定だという。A・J・ヒンチ監督は「優秀な投手を失うのはいつだって厳しい」とコメント。「すぐに戻ってくれるよう望んでいるが、仕方のないことだ」と話した。

ロドリゲスは今季、11試合に先発して4勝4敗、防御率2・13、WHIP(1イニングあたりの許走者)0・98としていた。今季は5年契約の2年目だが、契約にオプトアウト条項が付帯しているため、球団側はフリーエージェントとして同投手を失うよりも、今季途中のトレードという選択をするのではないかとうわさされていた。