「1番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(28)が、5打数4安打の固め打ちも、自身2度目のサイクル安打はならなかった。

1回、先頭で右腕ハビエルと対戦。フルカウントから外角の直球をセンターへ打ち返し、クリーンヒットを放った。第2打席は3回1死一塁、真ん中に入ってきた直球を捉え、右中間へ運んだ。快足を飛ばして三塁へ到達。適時三塁打でマルチ安打をマークした。

5回1死一塁の第3打席は二ゴロ併殺打に倒れたが、5点を追う7回1死一、二塁の第4打席は、左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。

9回の第5打席、本塁打ならサイクル安打達成だったが、右前打に終わった。今季は4月27日のアスレチックス戦、5月15日のオリオールズ戦でもサイクル安打へ王手をかけ、3度目のこの日も快挙達成はならなかった。それでも、1試合3安打以上は今季5度目。4安打は2度目となった。

チームは攻守でアストロズに完敗。4連戦で3連敗を喫し、ネビン監督は「負けたことは腹立たしい。相手は(昨季の)チャンピオンチーム。ミスを突かれ、今日もやられた」と厳しい表情だった。前日の4打数無安打から5打数4安打と挽回した大谷については「打てない日もある。今日は、いい打席だった」と言葉少なだった。