ブルージェイズ菊池雄星投手(31)がメッツ戦に登板し、5回4安打2失点、8三振1四球で白星は逃したものの、チームの勝利に貢献した。

ブルージェイズは敵地で3連勝し、メッツ相手に球団初のスイープを達成。シュナイダー監督は「場所や相手にかかわらず、スイープするのはとても困難なこと。この週末はチーム全体が本当にいい仕事をしてくれたと思う」と満足そうに話した。

メッツ千賀との投げ合いとなった菊池は3回と5回に1番ファムにソロを許したが、3回までに4点の援護をもらい、5回89球で勝利投手の権利を持って降板。2番手ピアソンが同点に追い付かれて勝利は逃したが、ヤンキース田中と当時マリナーズ菊池が対戦した19年以来、史上17度目の日本人投手対決は菊池に軍配が上がった。

シュナイダー監督は菊池の投球について「今日は全体的に、非常に良かったと思う。空振りを多く奪えたし、変化球も狙ったところに投げることができていた」と称賛した。菊池はこれで今季6勝2敗、防御率4・40。ブルージェイズは1日のブルワーズ戦からの連勝を4に伸ばし、33勝27敗で地区4位ながら貯金6とした。

 

◆日本人投手の先発対決 19年8月27日の田中(ヤンキース)-菊池(マリナーズ)以来、4年ぶり17度目。ともに勝敗なしは3度目。菊池と千賀は日本で18年8月24日、同9月28日に対戦しており、ともに1勝1敗だった。

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