三重県生まれでマーリンズにマイナー契約で入団した高橋浩投手(16)が8日(日本時間9日)、ドミニカ共和国のサマーリーグでDSLメッツ戦でプロ初登板した。1回2/3を投げて、2安打3四死球1三振、3失点だった。

5-1と4点リードの5回から2番手でマウンドへ。死球、左前打、四球で満塁とし、左飛で1死を取った後、右犠飛で失点した。続く4番のジャスティン・ラミレスから見逃しで初の三振を奪った。

6回は先頭に中堅への二塁打を浴びると、暴投と四球で一、三塁とした後、暴投で1点を失った。ここから投飛と遊飛で2死を取った後、3番手と交代した。後続投手が打たれたため、さらに失点がついた。

日本人の父と日系ボリビア人の母を持つ高橋は、三重県で生まれ、5歳でベネズエラに渡った。日本とボリビアの二重国籍を持っている。187センチ、77キロの右腕で、最速145キロの直球を投げる。トライアウトを受けて、今年1月にドミニカ共和国でマ軍とマイナー契約を結んでいた。

◆高橋浩(たかはし・ひろし)2006年(平18)6月15日、三重県生まれ。父が日本人で母ゾライダさんが日系ボリビア人。5歳からベネズエラで育ち、昨年5月に契約を目指してドミニカ共和国へ移った。日本とボリビアの両国の国籍とパスポートを持つ。187センチ、78キロ。右投げ右打ち。契約に立ち会ったマヤさんの他に姉が2人いる。